**すきなものと暮らしたい**

主婦です。好きなものを綴っていきます(^O^)

彩雲国物語

彩雲国物語 はじまりの風は紅く


貧乏お嬢様の新しいお仕事は、王様の教育係!?

世渡り下手の父のせいで彩雲国屈指の名門ながら、どん底に貧乏な紅家のお嬢様・秀麗。彼女に与えられた大仕事は、貴妃となってダメ王様を再教育することだった……少女小説の金字塔登場!

(KADOKAWA公式HPより)




以下感想です。ネタバレもあります。


この巻の見所は、

①秀麗と劉輝の出会い
②静蘭の出生
③双花菖蒲を下賜
④紅 邵可の正体

ですかね。




あらすじにもある通り、ダメ王を教育するために後宮に入った秀麗。
桜の木の下で初めて秀麗と出会った劉輝は、名前を藍楸瑛と偽るのですが、その前に秀麗は本人に会っているため王であることを見抜いていました。
秀麗が後宮へ来たのは、「王を支えるため。昔あった王位争いの余波で苦しんだ過去から、災害ではどうしようもないけど人災なら防げる・できることがある」と覚悟を決めてきたことを伝えます。
秀麗の言葉を聞いて、劉輝も王としての覚悟を決めます。
今までは理由があってダメな王を演じていましたが、政にも介入したりと王らしくなっていきます。


私が印象に残っているのは、秀麗の笑顔に一目惚れした劉輝ですかね。
恋をしたことがない劉輝はまだ自覚していませんでしたが、どんどん秀麗に惹かれていく姿は可愛いです。不器用な愛情表現が何とも言えません(笑)


静蘭の出生には驚きました。流罪になった元公子(清苑)だったのです。
劉輝がダメ王を演じていたのは、慕っていた公子をずっと待っていたからだったのです。自分がダメな王だったら次に担ぎ上げられるのは、優秀だった清苑兄上であり、戻ってくるのをずっとずーっと待っていたんですね。
流罪になっても、兄上ならどこかで生きているという希望をずっと捨てなかったのも劉輝らしいなと思いました。





他にも見所はたくさんあります!

茶鴛洵と霄太師のおじ様方のやり取りも素敵でした。



そして何より、挿絵が美しいです!!!


次巻からものんび~~り更新していこうと思います。


#彩雲国物語